美容院で髪の毛を染めた後、せっかくの綺麗なカラーを長くキープしたいと思いますよね。
そんな時に活躍するのが「カラーシャンプー」です。
「カラーシャンプー」という言葉は聞いたことがあっても、普通のシャンプーとどのように違うのかがわからない人も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、カラーシャンプーの基本から、正しい使用方法、さらには色を長持ちさせるコツまでわかりやすく解説します。
カラーシャンプーって何?
カラーシャンプーとはどのようなものなのでしょうか。
カラーシャンプーとは
カラーシャンプーとは、シャンプーの中に染料成分が配合されており、髪に染み込んだ染料を補充・維持しながら、日々の洗髪で色を保つことを目的としたものです。
通常のシャンプーでは色が抜けてしまうことが多いですが、カラーシャンプーは色落ちを防ぎつつ、髪色を美しく保つ効果があります。
ブリーチなどを行ったハイトーンカラーや、白髪混じりのグレイヘアなどの髪の色を美しくキープするために開発されました。
カラー「ケア」タイプとの違い
カラーシャンプーについて調べていると、似た言葉で「カラーケアシャンプー」もありますが、こちらはカラーシャンプーとは異なります。
カラーケアシャンプーには、主に染めた髪のダメージを防ぐ効果や、保湿・ツヤを与える効果を重視して、染めた色がなるべく落ちないことを目的としています。
カラーシャンプーの使い方
適切な使い方をマスターすることで、カラーの持ちが良くなり、髪のカラーと健康を保つことができます。
0. まずは美容師さんに相談
まずは、信頼できる美容師さんに相談することがおすすめします。
キープしたいカラーに染めてくれた美容師さんに相談するのが良いでしょう。
髪質やカラーの種類により、適切なカラーシャンプーの種類や使い方が異なるため、プロの意見を参考にして、自分に合ったものを選びましょう。
1. ヘアカラーの次の日以降からスタート
カラーシャンプーは、ヘアカラーをした日の晩など直後に使用するのではなく、カラー材の色素が定着してきた24時間後から使うのが効果的です。
染料が髪にしっかり定着し、色落ちの進行を遅らせることができます。
ただし、ヘアカラーの色味やベースの髪の毛の色によってもいつから使えばいいのかは異なってきます。
濃いカラーの場合は、次の日から使用するのが効果的でしょうし、淡い色に褪色した色をキープしたいのであればしばらく色が落ちてからカラーシャンプーの利用を始めましょう。
2. いつものシャンプーをカラーシャンプーに!
普段使っているシャンプーをカラーシャンプーに置き換えることで、簡単に色を長持ちさせるケアが可能です。
通常のシャンプーは洗浄力が強く、カラーの色素を早く落としてしまうことがありますが、カラーシャンプーはその点を補いながら髪を優しく洗い上げてくれます。
頻度もキープしたい色によって様々ですが、濃い色の場合は、最初の1週間は毎日、その後2〜3日に1回程度、淡い色の場合は、2〜3日に1回目安に使ってみて、目指す色によって頻度を調整してみてください。
3. 根本から毛先へ
カラーは毛先が染まりやすいため、まずは髪の根元から毛先に向かって塗布し、全体に行き渡らせることで色ムラを防ぎ、均一な仕上がりになります。特に色の落ちやすい部分(毛先や前髪など)は念入りにケアすることが大切です。
4. 馴染ませてしばらく放置
カラーシャンプーを髪に塗布した後、すぐに洗い流すのではなく、2〜3分ほど時間を置いてから洗い流しましょう。
この時間を置くことで、色素が髪にしっかりと定着し、カラーの持ちがより長くなります。放置時間を長めにすることで、より濃い色味を楽しむことも可能ですよ。
カラーシャンプーのよくある疑問
カラーシャンプーを使う際に、よく出てくる疑問に対して詳しく解説します。
汚れはしっかり取れるの?
カラーシャンプーは通常のシャンプーに比べて洗浄力が少し弱いですが、基本的な汚れや皮脂はしっかりと落とせます。ただし、スタイリング剤やオイルをたくさん使った日には、別のクレンジングシャンプーを併用するのがおすすめです。
どのくらいの頻度で使えばいいの?
カラーシャンプーの使用頻度は、髪の色やダメージ具合によって異なります。一般的には週に2〜3回が目安ですが、色をしっかりキープしたい場合や色落ちが気になる場合は、毎日の使用も問題ありません。
白髪にも使用可能なの?
カラーシャンプーは、白髪にも使用可能です。白髪に色味を入れたい場合には、ムラサキシャンプーやシルバーシャンプーがおすすめです。白髪の黄ばみを抑え、よりクールな色合いに仕上げてくれます。
手やお風呂場が染まってしまわない?
カラーシャンプーは、色素が入っているため髪の毛の色をキープすることが可能ですが、そのぶん手やお風呂場にも色がついてしまいます。
手についたカラーは、ほとんど洗い流す工程で一緒に流れていくためそこまで気にしなくても良いですが、気になる方は手袋をつけることをおすすめします。
また、カラーシャンプーの色素は、お風呂場についた場合、時間が経つほど取れづらくなります。
お風呂場でカラーシャンプーを使うときは、できる限りすぐに掃除することをおすすめします。
泡立ちが悪い場合どうすればいい?
泡立ちが悪いと感じる場合は、まずは髪をしっかり濡らしてから少量の水を加えてシャンプーを使ってみてください。
また、2度洗いを行うと、2回目はしっかり泡立つことが多いです。
しっかりと色を入れるには?
カラーシャンプーをしっかり髪に馴染ませた後、数分間放置することがポイントです。
時間を置くことで、髪に色素が浸透しやすくなり、発色が良くなります。
また、シャンプーによっては、泡立てずに塗布することで発色が良くなる商品もあります。
まとめ
特にムラサキやピンクなどの人気カラーは、色落ちや黄ばみを防ぐために効果的。