節約食材としておなじみのもやしが、実はダイエットにも役立つ食材なのをご存知ですか?
低カロリーで満腹感を得やすく、栄養もきちんと含まれているため、無理なく続けたい人にぴったりです。
今回は、もやしダイエットの効果や栄養面のポイント、簡単レシピや置き換えのコツ、1週間の献立例までわかりやすく紹介します。
もやしがダイエットに良い理由
もやしは、価格の安さだけでなくダイエット向きの要素が多く含まれている食材です。
ここでは、もやしがダイエット中に選ばれる理由を栄養面から見ていきましょう。
圧倒的な低カロリーと低糖質
もやしは100gあたり約12〜15kcalと、野菜の中でもトップクラスの低カロリーな食材。
白米やパンなどの主食と比べると、圧倒的に糖質が少なく、置き換えにも適しています。
食事全体のカロリーを抑えたいときや、夕食を軽く済ませたい場面でも活用しやすいのが魅力です。
糖質制限をしている人にも向いており、糖質が気になる人でも安心して食べられます。
満腹感を得やすい食物繊維
もやしには水溶性と不溶性、両方の食物繊維が含まれています。
このうち不溶性食物繊維は、水分を吸ってかさが増し、胃の中での滞在時間を長くするため、満腹感をサポートしてくれます。
特にもやしはシャキシャキとした食感があるため、よく噛んで食べることで自然と食事時間が伸び、早食いを防ぐ効果も期待できますよ。
むくみ解消を助けるカリウム
ダイエット中に意外と気になるのが「むくみ」。
その原因のひとつが、塩分の摂りすぎによる体内の水分バランスの乱れです。
もやしに含まれるカリウムは、余分なナトリウムを体外に排出するはたらきがあり、むくみをすっきりさせるサポートをしてくれます。
外食や濃い味の食事が続いてしまったときにも、もやしを取り入れることで体を整える手助けをしてくれますよ。
「栄養がない」は誤解!もやしの栄養素とその効果
もやしは「安くて栄養がない」と思われがちですが、実はダイエット中に嬉しい栄養素をしっかり含んでいます。
ここでは、もやしに含まれる代表的な栄養とその働きを紹介します。
ダイエット中に嬉しいビタミン群
もやしにはビタミンB1やビタミンCなど、代謝や美容に関わるビタミンが含まれています。
特にビタミンB1は、糖質をエネルギーに変える過程に必要な栄養素で、ダイエット中に不足しがちな栄養のひとつ。
また、ビタミンCは抗酸化作用があり、紫外線対策や肌のハリを保つのにも役立ちます。
ストレスや疲れが溜まりやすいダイエット中だからこそ、こうしたビタミンを手軽に補えるのは心強いですよね。
疲労回復をサポートするアスパラギン酸
もやしには、アスパラギン酸というアミノ酸が豊富に含まれています。
この成分は、エネルギー代謝を助け、疲労物質である乳酸の分解をサポート。
ハードな運動を取り入れている人や、仕事や育児で毎日忙しい人にも嬉しい栄養素です。
もやしを日々の食事に取り入れることで、無理のないダイエットと体調管理の両立に役立ちます。
緑豆もやしと大豆もやしの栄養価比較
スーパーでよく見かけるもやしには、「緑豆もやし」と「大豆もやし」の2種類があります。
見た目は似ていますが、栄養には少し違いがあります。
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緑豆もやし:クセがなく食べやすく、低カロリーで水分が多い。
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大豆もやし:豆部分にたんぱく質やイソフラボンを含み、女性に嬉しい栄養が豊富。
カロリー重視なら緑豆もやし、たんぱく質や美容面も意識したいなら大豆もやしがおすすめです。
用途や目的に応じて、使い分けてみるのもよいでしょう。