食べすぎた次の日、胃が重くて気持ち悪い…そんな日は、体をやさしくリセットすることが大切です。
ここでは、翌日の食事や過ごし方、気分が悪いときの対処法を、手軽にできる内容でご紹介します。
気持ち悪い時の即効対処法
食べすぎたあとって、胃が重たくて動くのもしんどいですよね。
そんなときは、無理に我慢せず、まずは体をラクにしてあげましょう。
白湯や経口補水液で水分をとる
気分が悪いときは、水分を少しずつとるのがおすすめです。
白湯や経口補水液など、刺激の少ない飲みものを選ぶと胃にもやさしくなります。
体をラクにする姿勢とツボ押し
ソファにもたれて少し上半身を起こすだけでも、楽になることがあります。
足のスネにある「足三里」というツボを、指でやさしく押すのも効果的です。
胃腸薬に頼るのもOK
どうしてもつらいときは、市販の胃薬に頼っても大丈夫。
「胃もたれ」「消化不良」向けと書いてあるタイプを選びましょう。
締めつけをゆるめて、深呼吸
ズボンのボタンやベルトを外して、お腹まわりをゆったりさせてあげましょう。
軽く深呼吸すると、少しずつ気持ちも落ち着いてきます。
吐いた方がいい？見極めと注意点
食べすぎたあと、「気持ち悪いけど吐いた方がラクなのかな…」と迷うこともありますよね。
でも、無理に吐くのは体に負担がかかるので、慎重に判断することが大切です。
吐き気が強くて我慢できないときは
どうしても吐き気がつらくて我慢できない場合は、無理せずトイレへ。
ただし、指を使って無理に吐こうとするのはやめましょう。
食道を傷つけたり、吐き癖がついたりする原因にもなります。
少し休んで落ち着くのを待ってみる
吐くほどではないけれど気持ち悪い…という場合は、横にならずに上半身を起こしてしばらく安静に。
時間がたつと、自然に落ち着くことも多いです。
吐いた後はしっかりケアを
もし吐いてしまった場合は、体内の水分や電解質が失われがちです。
経口補水液や薄めたスポーツドリンクなどで、やさしく水分補給をしましょう。
食べすぎた次の日のおすすめの食事
前日にたくさん食べたからといって、まったく食べないのは逆効果。
胃腸にやさしいものを選んで、少しずつ体を整えていきましょう。
朝は消化によいものを少しだけ
おかゆやスープ、具なしの味噌汁など、やさしい朝ごはんがおすすめです。
無理に食べず、少しだけ口にできるものからスタートしてみてください。
昼は野菜中心の軽めの定食風に
昼は、蒸し野菜やスープ、豆腐などでバランスをとりつつ軽めの内容に。
炭水化物は控えめにして、よく噛んで食べるのがポイントです。
夜は控えめにして早めに済ませる
夜遅くに食べると、胃が休まらず翌朝まで影響することも。
お鍋や野菜スープなど、消化がよくて温まるものを少量とるようにしましょう。
リセットに役立つ飲み物・食材
食べすぎた翌日は、体の中をスッキリさせてくれるような飲み物や食材を上手に取り入れたいところです。
白湯やノンカフェインのお茶
冷たい飲み物は胃腸に負担をかけがちなので、白湯や温かいノンカフェインのお茶を少しずつ飲むのがおすすめです。
カモミールティーやルイボスティーなどはリラックス効果もあります。
酵素が豊富な食材
大根おろし、パイナップル、キウイなどには消化をサポートする酵素が含まれています。
口当たりもやさしいので、朝食やおやつ代わりにもぴったりです。
水分と塩分のとれる味噌汁
具なしの味噌汁や、豆腐・わかめ入りの味噌汁は水分も塩分もとれて、体を整えてくれる心強い一杯。
体を温めてくれるので、リセットのスタートにも向いています。
食べすぎた次の日、運動はしていいの？
体が重く感じる日こそ、無理のない範囲で少し体を動かしてみましょう。
激しい運動よりも、リセットをサポートするやさしい運動が向いています。
散歩やゆっくり歩くだけでもOK
軽めのウォーキングは、胃腸の動きを助けてくれます。
無理なく外の空気を吸いながら、リフレッシュしてみましょう。
ヨガや深呼吸で体をゆるめる
ゆったりとした動きのヨガや、深い呼吸を意識するだけでも、自律神経が整いやすくなります。
リラックス効果もあるので、寝る前にもおすすめです。
軽い筋トレで代謝をアップ
元気が出てきたら、スクワットや腹筋などの簡単な筋トレもよいでしょう。
筋肉を動かすことで代謝が上がり、スッキリ感にもつながります。
軽いストレッチで体をほぐす
無理に運動する気になれないときは、寝転んだままでもできるストレッチを。
肩回しや脚の曲げ伸ばしだけでも、血流がよくなって気分転換になります。
気持ち悪い・胃もたれする時の対処法
食べすぎたあとに胃がムカムカする、食欲がわかないときには、無理をせず体をいたわることが大切です。
無理に食べず胃腸を休める
気持ちが悪いときは、無理に何かを食べようとせず、胃をしっかり休ませましょう。
無理して食べると、消化に負担がかかって逆効果になることもあります。
胃を温めて落ち着かせる
カイロや温かいタオルでお腹まわりを温めると、血流がよくなり、胃の働きが整いやすくなります。
温かい湯船につかるのも、リラックス効果が高まります。
水分をこまめにとる
水や白湯を少しずつとって、体のめぐりをサポートしましょう。
一度にたくさん飲まず、こまめに摂るのがポイントです。
食べすぎを防ぐコツも覚えておこう
同じことを繰り返さないためにも、日頃からちょっとした意識を持つだけで食べすぎは防ぎやすくなります。
よく噛んでゆっくり食べる
早食いは満腹を感じにくく、食べすぎにつながりやすくなります。
ひと口ずつよく噛んで味わうことで、自然と食べる量も落ち着いてきます。
食べる前に水分をとる
食事の前にコップ一杯の水や白湯をとることで、満腹感が得やすくなります。
食べすぎを防ぐちょっとした工夫として取り入れてみてください。
お皿に盛る量を決めておく
大皿からそのまま食べると、自分がどれだけ食べたか分かりにくくなります。
はじめから食べる量を決めておくことで、食べすぎを防ぎやすくなります。
まとめ
食べすぎた次の日は、焦らず体を整えることが何より大切です。
軽めの食事やこまめな水分補給、軽い運動などを取り入れることで、負担をかけずにリセットしやすくなります。
気持ち悪さがあるときは無理に食べず、胃を休める時間をつくることも必要です。
また、普段から食べすぎを防ぐ習慣を意識しておくことで、体への負担も減らせるでしょう。
体にやさしいケアを取り入れて、自分のペースでリセットしていきましょう。