「喉が焼けるように痛い」「つばを飲み込むのもつらい…」そんな激しい喉の痛みで、今すぐどうにかしたいと悩んでいませんか?
残念ながら、医学的に喉の痛みを「一瞬で完治」させる魔法のような食べ物は存在しません。
しかし、痛みを和らげる効果が期待できる食べ物や、その効果を最大限に引き出す方法はあります。
そこで今回の記事では、今まさに喉の痛みで苦しんでいるあなたのために、即効性が期待できる食べ物と、正しい対処法を解説していきます。
喉の痛みに即効性が期待できる食べ物
痛みが強い時は、調理が不要ですぐに口にでき、喉の炎症を鎮めたり、痛みを麻痺させたりする効果のある食べ物が頼りになります。
はちみつは天然の鎮痛・殺菌成分
はちみつには、優れた殺菌・抗炎症作用があります。
とろりとした粘性が喉の粘膜をコーティングして保護してくれるため、乾燥や刺激からも守ってくれます。
ティースプーン1杯分をそのままゆっくり舐めるか、ぬるま湯に溶かして飲むのがおすすめです。
※1歳未満の乳児には与えないでください
アイスクリームで痛みを麻痺させる
アイスクリームの冷たさが、喉の炎症と腫れを鎮め、一時的に痛みの感覚を麻痺させてくれます。
これは、患部を氷で冷やすのと同じ原理です。
ただし、チョコレートやナッツなどが入った刺激の強いものではなく、シンプルなバニラなどが良いでしょう。
大根は炎症を抑える助けに
大根に含まれる「イソチオシアネート」という辛味成分には、優れた消炎作用があります。
大根をすりおろし、その汁にはちみつを混ぜた「はちみつ大根」は、古くから喉の痛みを和らげる民間療法として知られています。
生姜は体を温め血行を促進
生姜には、血行を促進して体を温める作用や、抗炎症作用があります。
風邪のひき始めで寒気を感じる時などには特に効果的です。
すりおろした生姜を紅茶やスープに入れると良いでしょう。
効果を高めるためのポイント
せっかく食べ物でケアをするなら、その効果を最大限に引き出したいものです。
喉が痛い時に押さえておくべきポイントを紹介します。
飲み物は「人肌程度」の温度で
喉の粘膜が炎症を起こしている時は、極端な温度が刺激になります。
熱すぎる飲み物は喉の炎症を悪化させ、冷たすぎる飲み物は血管を収縮させてしまいます。
アイスクリームなどで冷やす目的以外では、人肌程度のぬるま湯や常温の飲み物で、こまめに水分補給をしましょう。
刺激の強い食べ物は避ける
- 香辛料を多く使った辛い食べ物
- 酸味の強い果物や飲み物
- アルコール
などは、喉の痛みを直接的に悪化させます。
症状が落ち着くまでは、これらの摂取は避けるのが賢明です。
つらい痛みが続く場合は必ず病院へ
今回ご紹介した方法は、あくまで症状を一時的に和らげるための対症療法です。
もし
- 3日以上痛みが改善しない
- 高熱が出た
- 息苦しさを感じる
- 水分も摂れないほど痛い
といった症状がある場合は、自己判断せずに必ず耳鼻咽喉科や内科を受診してください。